先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「余計なことまで言わなくて良いの」
高橋の背をそのまま押せば、ベットに座った。
「アキラくんに会いに行ってあげるんですか?」
「あんなに可愛く言われたら、行ってあげたくなるでしょ」
外で思いっきり遊ぶこともできなくて、部屋から出ることもあまり許されなくて。
一日中ベッドの上で過ごすしかないのなら、せめて遊び相手にはなってあげたいし。
あたしも暇すぎて退屈だから。
癒されに。
「優しいね」
ニッコリ笑う高橋に、視線を逸らす。
「513」
「ん?」
「アキラくんの部屋。513号室です」
「あぁ……」
部屋の場所ね。暇な時に行ってみよ。
「言っときますけど……アキラくんの他にも同じくらいの子が集まってる部屋なんでうるさいですよ?」
「うるさい?」
聞き返せば、うん、と頷いて背中から倒れた。ぐーっとそのまま伸びをする。
……何寝転がってんの。
あたしのベットなんだけど。