先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「岡本さんの大嫌いな4人部屋ですし、おまけにみんな元気な小さい男の子」
「……入院してるんだよね?」
「入院してても元気は有り余ってるんですよ。自分が良く知ってるでしょ?」
う…。
……ま、いっか。
アキラくんだけ休憩スペースに呼び出して話しても良いし。
あたしの部屋に連れてくれば静かだし。
「……寝ないの?」
ぼうっと立ち尽くすあたしを体を倒したまま高橋が見てくる。
「……邪魔なんだけど」
「ここ、空いてるから」
ぽんぽん、と腕でベットを叩く。あたしに横向きで寝ろ、と?
でも、このまま立ってるのも疲れるので仕方なく座る。
「休み良いの?」
「まだあと30分くらいあるから。休ませて」
あたしの方に寝返りをうって片腕を伸ばして枕にする。
横を向いたことで垂れる髪。
目にかかったまま、その向こうでは瞼が閉じられた。
え、寝るの?
疲れてるの?
「ねぇ高橋……ちゃんと家で休んでる?」
「休んでますよ」
目を瞑ったままだけど、まだ意識は手放そうとしていないみたい。
「病院に残ったり……してないよね?」
清水先生が言ってたもんなぁ。
高橋が倒れるんじゃないかって心配になるって。