先生との恋☆Second・Story☆完結☆
似ている子
「岡本さん」
「…高橋」
影がさしたと思って見上げれば、心配そうな顔と目があった。
……なんでこんなタイミングで。
できれば会いたくなかったな。
「検査どうでした?」
隣に座ってあたしを見る高橋。
「…綺麗な赤と青」
一言。
でも、それだけで分かったようだ。
「それは良かった…」
ほっとしてる高橋。うん、あたしも安心した。
「…ぐったりしてる。そんなにエコー検査で疲れたの?」
「まぁね」
ぐったりしたと言うか、イライラさせられたって方が正しいのかもしれない。
なんだか疲れて、外の空気が吸いたくてここで休んでいたのだけどやっぱり高橋はきた。
無駄な神経を使ったからか、すっごく体がだるい。
「ね、」