先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「だから、僕が急かされることは無いですね」
「そっか」
「滅多に会えないんですけど、可愛いんですよー。多分もうすごく成長してるんじゃないかなって思います」
子供の成長は早いんですよーと高橋。
「…高橋はさ、子供好き?」
聞かなくても、分かってるけど。
「好きだよ」
「だよね」
アキラくん見てる時すごく優しい顔してるし。
「……心は?」
「え?」
笑顔のまま、高橋はあたしに聞いてくる。
「心は、赤ちゃん好き?」
一瞬答えに困って。
「……好き」
小さな声しか出なかった。だけど、隣の高橋にはちゃんと届いたらしい。
「そっか」
何で。そんなに嬉しそうなの。
「ってか今呼び捨てした」
「あ、ほんとだ」
高橋は気付いてなかったようだ。
「つい、呼んじゃいました」
笑う高橋に、あたしも力なく笑った。
結婚したい須藤先生と子ども大好きな高橋か…。