先生との恋☆Second・Story☆完結☆
[お似合いですよねーいいなぁお医者さん同士]
看護師さんも公認してくれるだろうなぁ。
お互い仕事の苦労とかも理解しあえるだろうし。
……はぁ。
「なんか、本当に元気ないですね。声のトーンも落ち着いてるし」
「ごめんねいつも落ち着いてなくて」
「や、そういう意味じゃなくて…テンションが低いと言うか…」
テンションなんか上がるわけがない。
「大丈夫?」
「気にしないで」
「でも――」
ぐっとあたしの顔を高橋が覗き込んできたと思った瞬間。
ピリリリリリリリリリ
高橋のピッチがなる。
「あ…」
高橋があたしから体を戻してピッチに出る。
「はい…………………え!?」
隣で大きな声を出されて、びくっとした。何。急患かな?