先生との恋☆Second・Story☆完結☆


あたしはそのまま院内へと向かう方へ歩き出す。


すぐに高橋が走ってく音が聞こえて、ゆっくりと息を吐きだした。


……行くからつけあがるんだよ。行っても行かなくてもどうせちゃんと戻ってくるのに。

後で話そうって言ってたってことは、きっとあの子を連れ戻して仕事が落ち着いたらまた顔を出すつもりなんだろう。


会ったってすぐにはこのもやもやは落ち着けるわけがない。


このまま高橋に会える訳が無い。ちょっと、いやかーなーり腹が立っているから。


これでもちょっとやそっとの事では怒ったりしなくなったんだけどなぁ。


今回はムカつく。同職のお医者さんに患者さん。まぁモテモテなことで。しかもどっちもカチンとくるし。


今高橋に会ったら絶対八つ当たりする。…もうしてるけど。


言いたくないのに、「どうした?」ってしつこく聞いてくるのも腹立たしい。









……と言うことで。


高橋回避の為に考えて行ける場所と言えばここしかなかった。

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