先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「ま、心配なら秋に直接聞いたらいいかもねー」
「それは無理!」
聞いて、もし本当にそうであたしと付き合ってくれてて黙り込んだりしたら……。
きっとあたしは病院を脱走してしまうと思う。
聞けるわけない。
「ま、俺はそんなんで付き合えないけど。ってかみんなそうだと思うけど」
「……」
「気にしすぎ。そして須藤の言うこと真に受けすぎ」
だけど。
須藤先生が言ってた事は間違ってなかった。
空になったパフェの器をテーブルの端に追いやった聖くん。
「それに、須藤、言ってる事当たってないよ」
「え?」
「秋が周りの人に心ちゃんを気に掛けて欲しいってやつ」
「あぁ……」
別に気に掛けて貰わなくても良いのにね。
余計なお世話。
でも、それが何か?
周りを少し見渡したあと、「ちょっと」と身を乗り出した聖くん。
何だろうと好奇心であたしも近づく。
距離が近くなった所で。
「……一番秋に近い俺がそれ言われてない」
「………」