先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「………」
少し拗ねたように腕に顔を乗せて唇を尖らせる聖くん。
「……ふふっ、」
ダメだ……。
堪えきれなくて笑ってしまったあたしを、また不機嫌そうに見つめる。
「そこ、笑う?俺にとってそこが一番大事なんだけど」
「気にする場所おかしいでしょ!子供みたい……っ、」
ヤバイ、笑いが止まらない。
「俺、言われてない……」
「……本当に言われてないの?」
聖くんのこの様子から嘘をついているようには見えないけれど。確認の為に聞いてみる。
「気に掛けてどころか……近づくなって言われたんですけど」
ぶすっと答えた聖くんがまたおかしくて。
高橋と同じ歳だからあたしよりも年上なのに可愛いんですけど。
笑いが止まらないあたし。
、と。
「でも良かった。おかげで分かったし」
安心したようにあたしを眺める聖君に首を傾げる。
何が、分かったの?