先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「うん」
これがやきもちなのかな。
イライラして、高橋に当たって、発作起こして。
バカみたい。
「……とにかく。あんまり長く続くようだったら秋に言わざる負えなくなるからね」
「うん」
早く、もう2度と発作を経験しないでいいようになりたい。
「せっかく辛い思いして治ったと思ったのに。また苦しんでんのか…」
まるで自分が辛いかのように言う聖君に、あたしはなんとも言えない気持ちになってしまった。
♪〜〜♪〜♪〜〜
店内に流れるBGMを掻き消すように鳴りだした音楽。
近い場所で鳴ってるけれど、あたしはマナーモードにしているはずたがら反応しない。
「あ、俺だ」
聖くんのだったらしい。ポケットからケータイを取り出し、誰からか確認してる。
そして鳴り続けるケータイに出ること無く、あたしを見る。
……?何?
「……秋からなんだけど」
「え……」
思わず表情に出てしまう。
聖くんに電話してきたって事はあたしがいない事に気付いたかな。
「どうする?」
「出る、の?」
「……」