先生との恋☆Second・Story☆完結☆
突然部屋に響いたノック音。
誰……?
高橋が来るには早い。
看護師さんも来るような時間帯では無い。
「、はい!」
聖くん……?はこんな時に来るような人じゃないしなぁ。
取り敢えず返事をして、ドアの向こうの人物が姿を表すのを待つ。
「……岡本」
「あ」
ゆっくりと開いたドアから、
少しだけ顔を覗かしてニヤっと笑う……
「有岡くん!」
「おー久しぶり!」
数日ぶりに見る相変わらず元気そうな有岡くんの姿。
ベッドの上に座って、パイプ椅子を取り出す。
「なんだ、入院って言うからもっと弱ってるかと思った」
「何か異常が見つかったらどうしようかって不安じゃない?」
「全っ然!この前の検査でも大丈夫って言われたし」
「あ、そうなの。じゃあコレいらなかったか」
さっきから気になってはいた袋を見る有岡くんに首を傾げれば。
「これ」
「わ……小さい!」