先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「………、」
「え……図星?」
ちょっと冗談で言ってみたつもりだったんだけど、その、まさか本当だったとは……。
「ちょっと待って!そんな可哀相な人を見るような目で見ないでよ!」
「いやいや……」
どう見ればいいと。
慌てる聖君と、じいっと見つめ続けるあたし。
「友達はいるよ!?友達って言うか同僚だけど」
「大丈夫。あたしも友達少ないから」
多ければいいって物では無いと思うし。
あたしだって本当の友達だって言えるのはあさみと椿くらいしかいないし。
うん。だから大丈夫だと思う。
「だから違うって!ほら、その……仕事の時の俺と仕事じゃない時の俺って違うじゃん?」
「知らないよ」
仕事してる時の聖君なんて見たことないんだから。
「とにかく違くて。やっぱりこう…素を出せる、と言うか羽を伸ばせる場所があったのは有難かったなぁーってね」