先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「―――♪♪~~~♪ ♪♪~~~~♪」
家に帰って、ご飯も作り終って聖くんの帰りを寝転がって待ってたら、鳴り出した音楽。
あたしのは高橋の着信にビクビクするのが嫌で、鞄の中に入れっぱなしだしおまけにサイレントだから―――
「あった!」
音を頼り探せば、
折りたたまれた布団にいきついて。
広げれば、見つけた聖くんのスマホ。
朝気付かずに畳んで忘れて行っちゃったんだ。
女の人かな?
それなら修羅場になっちゃうから出てあげれないけれど。
なんて思いながらディスプレイを覗くと、
表示されてるのは病院。
聖君かな?
忘れたことに気付いて電話してきてるのかもしれない。
仕事終わってる時間だし、
もしかしたら今日は遅くなるのかも。
そう思って、スライドさせて耳に当てる。
「はい……」
―――それが、軽率だった。