先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「辛いのは分かるけど…大丈夫?」
「ん」
支えられて立たされる。
「どいて」
押しのければ、動く体。そのままサンダルを履いて、聖くんに続いて外に出る。
―――と。
「…聖!」
高い声が聞こえて、前の聖君がピタ、と動きを止めた。
「………?」
「、あ」
何かと思い、前を見れば、少し先に立つ女性。
聖くんと同い年くらい?大人っぽいその人は、後ろにいた私にすぐに気付いて目が合う。
合った瞬間、大きく目を見開かれて、あからさまにびっくりした表情で。
「…知り合い?」