先生との恋☆Second・Story☆完結☆
さすがに昨日と同じだとかわいそうだし、高橋も今日は休みだから別に軽くないものを作っても良いよね。
あたしも昨日の夜抜いてるから朝でもいっぱい食べれる気がする。
寝室の窓を開ければ眩しい。空気を入れ替えて、そのまま寝室を後にする。
何にしようか、朝ご飯。
作るの面倒だなー……。
冷蔵庫に何があったのか思い出しながら
ペタペタと廊下を歩いていた時。
ガチャ、ガチャガチャ
あ。
反射的に顔だけ動かして肩越しにドアを見れば、今まで横向きでロックされていた鍵が音を立てて縦に動く。
帰って来たか……。
今日も定時に上がれたんだ。 鍵が引き抜かれる音に、そのまま出迎えてあげようと立ち止まったまま待っていると、すぐにドアノブが動いてドアが開く。
……と、
「………ぇ」
入ってきた
“見たことも無い人物”に、思わずあたしは目を見開いた。
心臓が、ドキリと跳ねる。
……誰。