先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「まだ不安?」
優しく、
そう聞いてくる高橋に、
首を振る。
「ううん、もう大丈夫。安心した。だから、高橋も安心して」
もう十分すぎるくらい、幸せな言葉を貰った。
「……うん。安心しました」
はぁ、と辛そうな息を吐きだした高橋。
あ。
体を離して、高橋を見上げる。
「…ずっとここにいるから…もう寝て。ゆっくり休んで」
そう言って、ベッドから降りようと高橋から離れようとすれば。
「え、」
「ここにいて」
抱きしめられたまま横になられて、あたしも一緒に寝る形になる。
「ちょっと、」
「いいから」
そのまま、目を瞑ってしまった高橋を眺める。
「……ありがとう」
小さい声でお礼を言えば、聞こえたのか。
高橋は目を瞑ったまま微笑んで抱きしめる腕に力を入れた。