先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「……何日も聖に見られてたんだと思うと、腹立つ」
ぼそりと。それから無言で食べてた秋が口を開いたのはゼリーを半分程食べ進めた時で。
すっかり無視されたと思っていた俺は
へ、と間抜けな声を出す。
時差ありすぎでしょ。
それに今ゲームしてたのに。あ、もうだめだ。ハイスコア無理だとあきらめてスマホから目を離し秋を見れば、黙ってゼリーを見つめていて。
「苦しんでたこと、知らなかった」
そりゃそうでしょうねぇ。一生懸命ひた隠しにされてましたから。
「苦しい時に、側にいてあげたかった」
「……うん」
「どうせ料理とかも食べてたんでしょ?」
「…うん、まぁ」
作ってくれるって言ってくれるから。手料理食べたいし。
「お風呂上りとか、寝起きとか……」
待て待て待て待て。
ぽつりぽつりと落としてくる言葉はもう。
素敵な独占欲の現れで。