先生との恋☆Second・Story☆完結☆
こんなに素直にそんなこと言ってくるなんて。
熱は人を素直にするらしい。でも、今更そんなこと言われてもなぁ。
「大丈夫だよ、俺、心ちゃんのことそんな風に見てないから」
それにそもそも苦しんでた原因の一つはお前でしょうとは、さすがに言えなかった。
「見てたら怒るよ」
「うん、まぁ、なんていうのかね…妹?や違うな、ペットみたいな感じだったよ」
妹いないから分かんないし、
ペット飼ったことないから分かんないけど。
多分そんな感じなんだと思う。だから。
「秋みたいにそんな風に見てないよ」
安心してよ。の意味で言ったはずなのに。睨まれた。
「何その顔。目。」
「えっ、やぁ?そんな」
しまった。俺も顔は素直だったらしい。
「なんで笑ってんの」
「ん?や、秋はそういうとこ見てんだなぁと思うと意外とむっつりだなぁと」