先生との恋☆Second・Story☆完結☆
タメ口で聞いて来られたらそれなりに俺だって腹が立つわけで。喧嘩になったらヤバくない?俺好き嫌い激しいっちゃ激しいかもしんないし。
やっぱ先輩達のが絶対適任だよ…
とガックリ肩を落とす俺に、店長は変わらぬ笑顔で明日から来るから。
きっと俺に感謝することになるよ〜と訳の分からない言葉を残してスタッフルームから俺を追い出した。
その後家に帰ってからバイトに行くまではずーっと教育係が頭を回って憂鬱で、
いっそバイトばっくれようかとも思ったんだけど。
……店長の言った通り、俺はそのあと店長に感謝の言葉を述べることになる。
「この子ね、」
「宜しくお願いします」
「あぁ…よろしく…!?」
後期の試験が終わって春休みに入ろうとしていた時期。
教育係としてお世話することになったのは、高校時代、気になっていた女の子だった。