先生との恋☆Second・Story☆完結☆
会話と言えるかどうか…。
「なぁ、」
「ん?」
「お前いっぺんどっかで爆発してきて」
「はぁぁ!?」
そんな会話と言えるのかどうかも分からない会話で
喜んでいるそいつも馬鹿だと思うけど。
そんな会話ですらできなくて
羨ましいと思ってしまう俺もたいがいの馬鹿だ。
……同じクラスになりたかったな。
結局3年間。俺は岡本さんと話すどころか岡本さんの視界に入ることすらなかった。
……それなのに。
あれだけ当時きっかけを探して探してそれでもめぐってこなかった岡本心との接触に、
なぜか今頃俺はできていて。
当時の同士に申し訳ないと思う気持ちもあるけれど。
優越感の方が軽々と越えてしまう。
あれから2年。
久しぶりに見た岡本さんは、相変わらず凛としていて。
あの時は可愛い要素の方が多かったけれど、美人の要素の方が強くなってるなーと思った。
……まさかまた同じ制服を着られることになるとは。
願ってもみない展開に思わず顔がにやけてしまうけど、
そんなことしたら確実に岡本さんに嫌われるので必死に隠した。