先生との恋☆Second・Story☆完結☆
最悪、捕まえられなくて逃げられても
自分の身は守らなきゃ!
あたしは一度顔を上げて不審者を見据える。
「警察に電話すんの」
「は?ちょ、待って!」
警察、と言った瞬間、
血相を変えて床を蹴った不審者。
「わ、ちょっと来ないでよ!」
携帯を取り上げるつもりか!
追い掛けてくる不審者に
リビングのテーブルを使って逃げる。
「落ち着いて、ね?」
「は?落ち着ける訳ないでしょ!」
ヤバイ、追い掛けて来た事にビックリしてボタン押しちゃって画面待受けに戻った……
テーブルを挟んで対峙する。
「怪しい者じゃないって!」
「十分怪しいから!」
「や、本当に……」
どうしよう。