先生との恋☆Second・Story☆完結☆
04:あの時と逆です
あ、そうだ。と高橋があたしを見下ろす。
「心、聖がアイスクリーム買ってきてくれてる」
「え、ほんと?」
「うん。冷凍庫入ってるから食べな」
そう言ってリビングを指差す高橋を見上げる。
「……高橋は?」
そう聞けば、うーん…と悩む高橋。
「僕はいいかなぁ。さっきゼリー食べたし……」
「え、それだけ?」
栄養全然取れてないんじゃないの?
「それに正直、食べる作業もしんどくて……もう横になる」
そう言って高橋は壁を伝って寝室のドアを握る。
「心は食べなよ」
「うん……」
「食べたらおいで。また寝よ」
そう言って、部屋に入った高橋。
……食べたいんだけど、食べるのが面倒くさいんだよね。
……なら。
浮かんだ一つの案。