先生との恋☆Second・Story☆完結☆
あたしはにやりと笑い、冷蔵庫へと向かった。
「――高橋、」
「心?もう食べたの?」
ごそごそと布団がこすれる音がして、高橋の声がする。
んなわけないじゃん。と思いながらも高橋の元へ行く。
「座って」
「え?」
ぼんやりとあたしを見上げる高橋。
そういえば目が悪いんだと思って、高橋の顔にソレを当てる。
「っ、」
びくっと顔を動かした高橋。
だけど、気持ちいいのかそのまま大人しくされるがままになった。
「……気持ちいい」
「熱、上がってんじゃない?」
聖くんもこれからまだ上がると思うからって言ってたし。
アイスを持っている手と反対の手で、おでこを触れば、確かに。
さっきよりも熱くなっているような気がするようなしないような……。
大丈夫なのかな、と不安になれば「ん、」小さい声を漏らして高橋が起き上がる。
ヘッドの部分に背中を預けて、あたしを見る高橋。
「何のアイス?」
「えーっと……チョコ!」
カップアイスを高橋に見せるけど、
細めるだけで本当に読めているかは分からない。
「……心は?」
「あたしは後で食べるからいいよ。どうせ高橋全部食べれないでしょ」