先生との恋☆Second・Story☆完結☆
確認するように言われて、うん、と答える。
「熱出た時は我儘聞いてくれるって」
氷だったけど。
そう言えば、
にこり、と笑った高橋。
「僕も我儘聞いてもらっていい?」
そういう高橋に、え。と思わず声が漏れた。
怪しい顔をするあたしに、
ふふと笑う高橋。
「……何?」
「ん?」
ふっときつそうな息を吐いた高橋はゆっくりとあたしを見て両手を広げる。
「きて、心」
「……何?」
「あの時心がしたみたいに。心がアイスになって」
そういう高橋に思い出す。
あぁ。
そっか。あの時、あたしは高橋に抱きついたんだ。
寒い中買いに行ってくれた高橋の体がとても冷たかったから。あの時の高橋の冷たさが思い出される。
「ん、」
「えー?あたしアイス食べたいのに」