先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「あの時のお返ししてよ」
「……」
「……心、」
優しい声でそう言われると、あたしは断れない。
カップを置いて、ベットに膝をついてあがる。
手を広げている高橋の胸に飛び込むように首に両腕を回せば、
ぎゅっと背中に腕が回される。
「え、ちょ、」
そしてそのまま腕が脇の下に入れられて。
どこにそんな力があったんだってくらい持ち上げられるように、
高橋の足を跨ぐ様に座らされる。
体重かけたくなくて膝立ちのままだけど。
胸のあたりにきた高橋は
そのままぎゅっとあたしを抱きしめる。
「冷たいね……」
そうでもないと思うんだけど。
それでも、熱の高い高橋にとっては冷たいと思うのかな。
体に触れられる高橋の体はとても熱い。
首筋に手を当てる。