先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「気持ちい?」
「うん」
「……あの時の心の気持ちがすごく分かる」
うん。熱に浮かされた時のあの人肌の冷たさは本当に癒されるよね。
そのまましばらく動かなくなった高橋。
「……心不足だった」
「何それ」
ふふっと笑えば、真剣な目で見上げてくる高橋。
その顔を見てると、
なんだろう幸せだなぁって心の底からじんわり思う。
後頭部に回された手に、力が入る。
抗いことなくそのまま顔を落とせば、
上を向いた高橋と唇が重なる。
ちゅっと。
熱で熱くて、少し乾燥した高橋の唇に触れた途端、あたしの体も熱くなってきて。
僅かに離れて目を開ければ、高橋が幸せそうな顔をして穏やかに微笑むから。愛しいって気持ちが溢れてくる。
噛み付くように、食べるように唇を高橋の唇で挟まれて。