先生との恋☆Second・Story☆完結☆
ギャップ?
言ってることの意味がわからなくて思わず眉を寄せれば
靴を履いた聖くんは、くるっとこっちを向いた。
段差があっても、目線は私より高い。
「それ、ツンデレ、ってやつ?」
「はぁ?」
ケラケラ笑う聖くん。 あたしは意味が分からない。 あたし、別にツンツンしてたつもりないし。
デレたつもりもない。
「良いの良いの。休みだから来てみただけだし」
秋も夜勤明けだしね……と、あたしの向こうを見つめた。
「あの……」
「ん?」
疑問が浮かんで声をかけると、すぐにあたしに視線を落としてくれる。
「お仕事、何されてるんですか?」
ふと、気になった。
高橋と同じように医者なの?って高橋に聞いた時は[あいつが医者になったら大変な事になる]って言ってだけど。
平日が休みの会社員って少ないんじゃ……?
きょとん、としていた聖くんは、次第に顔を寄せてくる。