先生との恋☆Second・Story☆完結☆



すっとこめかみから下に僅かに滑らされたかと思えば

あやすようにぽんぽん、と撫でられる。



「…きっと、聖の方から出向く、って意味じゃないかな?」

少し考えた高橋が、笑ながらゆっくりと言葉を落とす。


「出向く?」

「うん。きっと」

「意味分かんない」


尚更分かんなくなって眉を寄せれば、クスクス笑って立ち上がった高橋はシャワー浴びてくるね、と出ていく。


もういっか。 すぐに分かるなら。 出ていった高橋を見送ってあたしは寝室へ。


ここを出るときに窓を全開にして出ていった為

空気が入れ換えられていて生暖かい空気が部屋に入った瞬間体を包み込んだ。


「暑っ!」

窓へと歩み寄り、閉めてカーテンも閉める。


一気に室内が暗くなった。

そのままゴロンとベットに倒れこめば

冷やされたシーツが気持ち良い。

二度寝しよ。


タオルケットを手探りで手繰り寄せて、抱き枕のように胸に抱き寄せて。

それに顔を埋め丸くなりながら目を瞑ると、すぐに眠気がやってきた。

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