先生との恋☆Second・Story☆完結☆


「……心」


……静まりかえった中。


ふと耳に高橋の声が入ってきて


目を開けると、霞んだ視界に高橋。

そして何故かあたしの体に巻き付けるようにしていたタオルケットを引っ張るし。


「……なに?」

「何じゃないよ、寝るからどいて」


「……やだ」

寝起き全開の声で話す。

タオルケットを取られないようにギュッと胸の前に引き寄せて抱き締めると、引っ張られてる力が僅かに緩められた。


「夜寝たんでしょ?」


「うん」


「じゃあ起きてよ……」


「やーだー……」


「もう……」

寝ても眠たいし。


退け、と突く高橋。

絶対に嫌だと体を丸めて耐えるあたし。

……仕方ないなぁ。


「はい」

寝返りを打って、ぽんぽん、と端っこに避けて空いた部分を手で叩く。


二人で寝れば良いじゃん。
いまさら動くなんて無理。

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