先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「……狭いよ」
空いた部分を呆れたように上から見つめて呟いた高橋。
「こころー…」
「……」
「心さん、」
「寝ないなら大の字になる」
「……」
くぐもった声でそう言えば、疲れて眠たいからか。
「……はぁ」
静かに息を吐き出した後、
ゆっくりと隣に寝転がって来た。
文句言わずに入ってくれば良いのに。 高橋の体重分沈んだベット。
ゴロン、と寝返りを打って高橋の方に向けば、メガネを外した高橋もこっちを向いて。
「……起きないの?」
「起きない」
「準備しないの?」
「もう万端」
明日からの検査入院の為の準備は、ここに来る前に終わらせて来た。
「そっか」
そう言うと、高橋は笑う。
「起きとかないと、リズムが狂って夜型になるよ?」