先生との恋☆Second・Story☆完結☆



夜遅いバイトとか、フルで入る日は体調が、どうとかって心配するからね。

「過保護なんだよ」

「3日連続で1日中働こうなんて心配しますよ」


やっと口を挟んだ高橋。


「だって忙しいんだもん」


しょうがないじゃん。体調はバリバリ元気なのに。


「……高橋先生も人の事言えないけどね」

「え?」


「心ちゃんが心配で、当直の日が増えるかも知れないから。高橋先生が倒れるかも」

「そんな、倒れるまで迷惑かけたりしないよ?先生」


去年と、あの時とは違うんだから!



「ふふふ、バイト出来なくて有り余った体力がどこに使われるか、ね」

頑張ってね、と高橋を見る清水先生。


「なるべく大人しくするよう心がけてね。それじゃ、また時間があったら来るからね」

先生はどうかだか、って面白そうな顔をして部屋を出ていった。

「清水先生、岡本さんに会いたがってたんですよ。良く元気かって聞かれてましたし」

ドアがゆっくりと閉まるのを見ながら、高橋が言う。


「そっか……」


「今日も、やる事は沢山あるのに時間を割いて来たんでしょうね」

忙しそうだもんね。


あたしも、先生に会いたかった。


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