先生との恋☆Second・Story☆完結☆
それを考えると、4人なんて信じられない。
窮屈だし、絶対がしゃがしゃ煩いし、苛々すると思う。
だけど、たった今気付いた個室の悪い部分。ナースステーションにかなり近い場所にあるから、目につきやすい。
「……早速行動開始?」
クスクス、と
後ろから話し掛けられて、振り返る。振り向いた先には、見慣れた看護師さん。
手術をした後、傷の消毒の為に毎日来てくれていた看護師さん。
久しぶりに会えて、頬が緩む。
「お久しぶりです」
「本当、元気だった?」
「もう、バリバリ!あ、またしばらくお世話になりますね」
「お世話にならないようにしてね」
クスリ、また笑って私を見る。懐かしい。
「どうかな……」
何が起こるか分からないし。抜け出せばいろいろお世話になるかも。