先生との恋☆Second・Story☆完結☆
手を合わせて、小さく呟いてから唐揚げを口へと運んだ。
歯に力を入れて噛み切らなくても柔らかく簡単に噛めるそれ。
塩加減も良い感じで、ペロリといけると思った。美味しい。
緩む顔。
幸せ。何でこんなにキャベツのサラダが多く盛り付けられてるのか分からない、あんまりいらないのに。
と思いながらも残すのはなんだか勿体ないような気がして、完食したくて次々と食べていった。
「―――ごちそうさまでした」
ゆっくり、ゆっくり食べながら、なんとか完食。
美味しかったー。
検査が終わるまで毎日、朝昼晩此処で食事が良いなぁ。
あの美味しくない病院食よりもこっちの方が全然美味しいし。太っちゃうな…。あ、デザートもある。
近くの小さなポスターには、かき氷始めました。
かき氷……はいらないけど、アイス位は食べたい。パフェもある!
頼もうかな、なんて思っていた時。
ちょうど、食堂に入ってきた……
高橋が視界に入った。……探しに来たか。