先生との恋☆Second・Story☆完結☆
何か言いたそうに見つめてくるけど、気付かない振り。
まぁ、お父さんは
「先生に迷惑だから家に帰ってこい」って言うけどね。
迷惑なんてかけてないし。
むしろ高橋は助かってる…でしょ。感謝されても迷惑だとは、ねぇ。
「……いただきます」
「どーぞ」
手を合わせてから、箸を持った高橋。
あたしは座って高橋が食べているのを見る…なんてせず再びソファーへ。
「……今日も、バイトなの?」
バックの中身を確認しながら、チラ、と時計を確認したあたしに気付いたのかお茶を飲みながら聞く。
「うん。もう行かないと。じゃあね!」
ギリギリまで高橋を待ってようって思ってたから、そろそろ行かないと遅刻する。
「全部ちゃんと食べてよ」
「……食べるよ」
「………、」
「……食べますって。そんな顔しないで」
本当か?って顔で訴えれば、困った顔をされる。
「無理してまで食べなくてもいいけど」