先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「パフェ……食べて良い?」
次に高橋がなんて言うかなんて
分かりきった事だけど……。
顔が、目が怒ってるし。
「僕が何て答えるか分かってて聞いてるんですか?」
「少し期待してね」
もしかしたら……って。
「その期待通りの言葉、絶対言いませんよ。第一岡本さんはここに……」
「ストップ!」
制止すれば、言った通りに言葉を止めてあたしを真っ直ぐ見据える。
「食べて良いか悪いか聞いただけだから。良い、か悪い、だけでいい。怒るのは無し」
「別に怒るんじゃ……」
怒る、と言うかあたしだって分かってる。
始まれば、病気のこと、検査のこと、そして自分の体についての事をつらつらと言いだすんでしょ。
そんなのもう何百回も聞いて聞き過ぎて聞き飽きたし。
ダメ。 その言葉だけであたしの要望は却下でこの話は終わり。
「退院したら、連れて行ってあげますよ」