先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「聖くんって、看護師さんだったの……?」
聖くんを見て、疑問に思ったこと。
それを素直に聞いてみれば、聖くんは無言で笑い、高橋は噴き出した。
何なの。
クックッと口元を押さえながら笑う高橋を少し睨む。
聖君はそれを見て困ったように複雑そうな顔をするし。
別におかしなことを言ったつもりは無いのに。
「あー……これ?確かに似てるもんねー」
聖くんは顔を下げて自分の胸辺りの服を掴む。
「心ちゃんが気になってた俺の職業、お披露目しようと思ってコレで来てみた」
ど、似合う?と聞かれて、苦笑い。
ボタンまで全てが白に包まれたその服装は、あたしが良く見かける、そして病院を抜け出す時には敵となる看護師さんのと似ていて。
ただ見て似合う、似合わないかと聞かれたらとても似合ってる、けど。
最初の第一印象が悪かったことと…。そして多分素の性格を知ってしまっているから、何か違和感。
「真顔、なら」
「ん?こう?」
ヘラヘラ笑うと違和感があるので注文してみればいきなり真顔で真っ直ぐ見つめられる。
おお。