先生との恋☆Second・Story☆完結☆
「どっちですか」
「できるだけ食べてってこと!」
この暑さにやられているのか、
疲れて食べる気力もあまりないのか、高橋の食欲もかなり減ってきてる。
このままじゃ倒れるんじゃないかって心配で、できるだけ食べやすいものを作ってるんだけど…。
昨日は絶対帰ってきてから食べてないはず。
ちゃんと食べなきゃいけないのに。
とは言いつつも無理強いするわけにもいかないけど。
ゆっくりとまた食べ始めた高橋を少し見た後、玄関に向かう。
室内で窓全開で風通しは良いけどこの暑さだもん。
外は暑いだろうなー…。
これから太陽に照らされると思うと行くのが億劫になっていた時。
「あ、待って!」
いきなり呼び止めた高橋。声がかかって、ピタリと足を止めて振り返る。
……何。 無言で振り返って、高橋を見つめる。
と。
「……分かってますよね?」
一言。 主語も無しに意味深にあたしに確認してくる。