先生との恋☆Second・Story☆完結☆
あたしの少し驚いてしまった顔を見て、満足そうに言う。何か悔しい。
「だから、そのうち分かるって」
この前聞いた時に教えてくれなかった意味が分かった。
「言ったでしょ?聖から教えに来るって」
理学療法士の文字を眺めつつ納得しているあたしを見て、高橋。
「まさか初日に来るとは思わなかったけど」
「早く教えて『意外!』とか言われたかったんだよ。心ちゃんの部屋に言ってみたのに早速居ないし、さ」
「良く分かったね」
「看護師さんに聞いたー。財布持ってたし、時間的にここじゃないかって」
そんなに教えたかったんだ。
……まさか高橋と同じ病院に。
というか医療関係の仕事してたなんて思わなかった。
「でも、看護師って思われるのも良いかもねー……。今度自己紹介する時に言ってみよっかな」
あたしは、制服を見て言ってみただけで聖くんが看護師さんには見えない。
心の中では思っても、あまりに嬉しそうにしてるから、このままで良いかなって思う。
「確かに医療関係って言うと、医者か看護師だと思われがちですよね」
「そーそー。医者って思われる分には全然いいんだけどね」
「こんな医者嫌だ」
「お前がゆーな!」