ギャルバン!!! ウチら最強ＪＫバンド!!!

あの日から聞けなくなったアンブレの曲が、別の曲に思える。





そっと包み込むように優しいリンナさんの声。




「ミク。怖いだろうけど、一度ちゃんと検査してみよう。ウチがついてるから」





涙が止まらない。





嬉しくて、悲しくて、悔しくて、何も言葉にできなくて私は何度もうなずいた。





「それから、ソイツと話し合いに行こう」





きっと私一人ではどうにもできなかっただろう。





どうにもできないまま、どうなるんだろう。





今は何も考えられない。





ただ、苦しさだけが私の心を締めつける。