ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
「おいおい、いきなり何すんだよ? 話があるからって東京戻るの遅らして来てやったのに」





「タケル。自分が何やったかわかってんのか?」





「何の話だよ。エルの友達のファンが会いたいって話じゃねーの?」





「アタシがいつそんな話したんだよ」





「だったら何の話だよ?」





「オマエ、ミクのこと覚えてるだろ?」





「は? ミク?」





タケルはミクの手を払ってワタシ達を見た。





「あー、読モのリンナじゃん。オレのこと好きなの?」





「そっちじゃねェよ。メガネのほうだよ」





一人だけ制服のままのミクがうつむいていた顔を一瞬上げてタケルを見る。





震えている手をカエデちゃんがずっと握っていた。





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