ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
「ウチら、エルとシュウジの約束が作ったバンドのメンバーだろ?」





カエデのギプスで固定された腕を見るたびにアタシは申し訳なく思う。





「ウチは今、弾けないけどパソコンでベース打ち込んだり、曲だって作ったんだよ。それなのに関係ないって、エル、酷くないか?」





アタシとシュウジの約束のせいで、今はベースが弾けなくなってしまった。





それだけでも辛いはずなのに、曲まで作ってくれたのは正直嬉しい。





「………ごめん。だけど―――」




だけど、シュウジはこれからずっとギターを弾けない。





< 150 / 300 >

この作品をシェア

pagetop