ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
「すみません。せっかく誘ってもらったのに」





「いいのいいの。気にしないで。お節介なだけだから」





この店の仕事もサエコさんよりきっちりしている。





「バンドかぁ。いいなぁ。アタシはそうやって打ち込めるモノがないからな」





「サーフィンは?」





「ん? サーフィンは気分転換だよ。波の上では嫌なことも忘れられるから」





彼女は少し寂しそうに笑う。





「マアサさん、終わりました」





サーフブランドの服をしばらく悩みながら陳列していたエルが疲れた顔で戻ってくる。





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