ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
カエデの説得は思ったよりも簡単だった。





一人ずつパートを録音するために練習が夜遅くまで伸びたくらい。





「浴衣も持ってくればよかったなァ」





「エルは浴衣よりも甚平ってイメージだな。色気なんて少しもないから」





「それはカエデもだろ? アタシ達に色気は出せねェよ」





「色気出まくってるオトナのマアサさんが羨ましい」





「そんなことないよ。一つしか年違わないじゃん。アタシも普段はみんなみたいにギャルなんだから」





バイト終わりでそのまま来たミクがサーフブランドの服を恥ずかしながら歩いている。





< 216 / 300 >

この作品をシェア

pagetop