ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
「そういうことなら貸してやってもいいぞ」
キンモクセイの香りが立ち込めるスタジオの休憩スペースでオーナーはレフティーのギターを抱えたアタシを見ていた。
「弾いてみろよ」
渡されたピックでアタシは弦を揺らす。
乾いた音が響く。
「嫁が使ってたテレキャスだから少しクセがあるぞ」
「エル? どうだ?」
「弾けなくはないけど………」
「けど?」
キンモクセイの香りが立ち込めるスタジオの休憩スペースでオーナーはレフティーのギターを抱えたアタシを見ていた。
「弾いてみろよ」
渡されたピックでアタシは弦を揺らす。
乾いた音が響く。
「嫁が使ってたテレキャスだから少しクセがあるぞ」
「エル? どうだ?」
「弾けなくはないけど………」
「けど?」