ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
「オマエさ、シュウジのギターじゃないとムリなのか?」
タバコに火を点けながらオーナーがぼそっと言った。
「たぶん、ムリ」
「こだわりはいいことだが、そんなんじゃプロにはなれねえぞ」
「プロになりたいわけじゃない。アタシはただ、シュウジのギターでアイツが喜ぶ演奏をしたいだけ」
煙を吐き出しながらオーナーはアタシが抱いたギターを見ていた。
「だったら、シュウジに借りたらどうだ? 事故は残念だったが、アイツのことだからまだ持ってんじゃないのか? ギター」
「だけど………電話も出てくれないんだ」
「らしくないこと言うなよ。アイツにギター教えてくれって言ったオマエはどこ行ったんだよ?」
アタシが初めてシュウジの演奏を聞いてから、まだ一年しか経っていない。
心の奥底がこれまでにないほど揺さぶられたあの感覚を、今のアタシは忘れてしまっている。
タバコに火を点けながらオーナーがぼそっと言った。
「たぶん、ムリ」
「こだわりはいいことだが、そんなんじゃプロにはなれねえぞ」
「プロになりたいわけじゃない。アタシはただ、シュウジのギターでアイツが喜ぶ演奏をしたいだけ」
煙を吐き出しながらオーナーはアタシが抱いたギターを見ていた。
「だったら、シュウジに借りたらどうだ? 事故は残念だったが、アイツのことだからまだ持ってんじゃないのか? ギター」
「だけど………電話も出てくれないんだ」
「らしくないこと言うなよ。アイツにギター教えてくれって言ったオマエはどこ行ったんだよ?」
アタシが初めてシュウジの演奏を聞いてから、まだ一年しか経っていない。
心の奥底がこれまでにないほど揺さぶられたあの感覚を、今のアタシは忘れてしまっている。