ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
昼休みの屋上。





エルさんと私の他には、ベンチで昼寝をしているヒトだけだった。




「教室だと何か落ち着いてできなくない?」





エルさんはそう言ったけど、きっと周りの視線に耐えられなかったんだろう。





風に飛ばされそうになりながら私達は作業を始めた。





「求ム! バンドメンバー!! ベースとボーカル!!!」





書き終えたエルさんがどうだと読み上げた。





その文字の下には上手いとは言えない楽器の絵が描いてある。





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