ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
太陽に茶色く透ける髪をなびかせて長身のリンナさんが私達に向かって歩いてくる。





「へェ、そうなんだ」





他の生徒が話してるのを聞いたくらいだったけど、すっぴんでもシャープな顔立ちはキレイだった。





「バンドやりたいなら軽音部に入ればいいじゃん」





とリンナさんがチラシを差し出す。





「あんなド素人と一緒にやれるか。アタシの実力も知ろうとしないくせに」





お礼もなしにエルさんが軽音部の文句をぶつける。





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