ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
「せっかくだけど今はダンスがんばりたいから」





「そっかァ。知り合いに楽器できるヒトいない?」





「あー、いなくもないから渡してみるよ」





「マジで!? じゃァよろしくね!」





とエルさんはチラシを束で渡した。





「よし! アタシらは練習しよう! 行くぞ!」





喜びながらエルさんは私の手をつかんで歩いていく。





私が振り返って軽く会釈すると、他のダンス部の生徒も集まってチラシを見ていた。





その中で、さっきのヒトだけがエルさんの背中を見ていた。
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