ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
目的のスタジオはアンブレの練習についてきたことがあるスタジオだった。





カウンターにはやや不釣り合いな赤いキレイな花が飾られていた。





「予約した高峯カエデです。先日はお電話で無理なことを言ってすみませんでした」





格好とはかけ離れたオトナな対応をするカエデの背後でアタシは出迎えたオーナーに手を振る。





「いやいや、バンドやりたいって若者に頼まれたら断れねーよ。いやしかし久しぶりだな。アンブレの付き人。アールだったか?」





「エルだよ、オーナー。覚えてるくせに」





シュウジ達と来てた頃と同じことをオーナーは言って豪快に笑った。





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