ギャルバン!!! ウチら最強JKバンド!!!
「アンブレが東京に行っちまってから来ないから、オマエまで辞めちまったかと思ったよ」





「あの!」





オーナーが言い終わる瞬間に今まで静かだったミクが大きな声を出した。





「このお花キレイですね。何て名前なんですか?」





「ああ、これか? 嫁さんが好きで持ってきたからよくわかんないんだが、アジア何とかってユリの一種らしいぞ」





「ユリなんだ………」





アタシはじっとその花を見つめる。





「少し早く咲いたみたいで喜んで持ってきたんだよ」





花びらを大きく開いた花達がアタシを見つめ返す。





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