年上の彼氏


それから、そのまま家まで送ってもらって。

右手は繋がれたまま・・・。

何も話せず、ずっとドキドキしてた。

時折、なにか話しかけられてたけど、何を言ったか覚えていない。


「はぁ~」

今はお風呂に入って、右手を眺めてた。

すっごい、ドキドキした。

初めてみた矢崎さんの照れたような笑顔が頭から離れない。


本当に「キュン」ってするんだ。

ドラマとか本とか良く「キュン」ってした。

って言ったりしてるけど、本当に自分が「キュン」ってするとは思わなかった・・・。


お風呂から上がって、自分の部屋に入ってもずっと矢崎さんの事を考えていた。

矢崎さんの一言や、行動で今までの不安が一気に飛んで行っちゃった。


もっと、もっと一緒にいたかった。

・・・はまっちゃってるなぁ・・・。

目を閉じると思い浮かぶのは矢崎さんのことばかり。


ベッドの上でウダウダしてたら・・・いつのまにか眠っていた。











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